無の駄

朝、

目が覚めて

ひたすら飽きるまで、、

布団の中で寝返りを打ったり天井を眺めたり

トイレを我慢して再び布団に潜ったり

布団の中でストレッチをしたり腰に枕をあててみたり

携帯のアラームを1時間後にセットしたり再び携帯を充電してみたり

チラッとカーテンを開けて外の天気を確認してまたすぐカーテンを閉めて布団に潜って時計の秒針を眺めたりしながら

「無駄だなーこの時間。無駄だよなー」

と思いつつ、でもやっぱりトイレ我慢できないからとりあえず布団から出てトイレに行って用を足してまたすぐ布団に戻って潜って仰向けで姿勢を正して天井を眺め、もう一度携帯のアラームを1時間後に直してリスタート!とゆっくり寝返りを打ちながら再び携帯を充電器に差込み布団を被る。

 

朝のひと時、、

 

枕元には寝る前に食べたチョコレートの包み紙。

呆れるほどに悔やみもしない。

 

後悔するくらいなら走ればいい

 

ただ、、走るだけ

 

布団から飛び出し、

 

走るだけ

 

毎日10キロ

近所の公園を

 

無心で走る

銀杏並木。

 

そして訪れる

便意。

 

3日に一度はやってくる

 

走って

便意。

 

我慢できないほどではないけど

確実に近づいてくる。

 

我慢は大きければ大きいほど、達成感も大きくなる。

 

10キロ走った後の達成感

訪れた便意を我慢した後の達成感

10キロを走り終えそのまま公園の便所に駆け込み

便器を跨ぐ

 

 

至福のひと時